■タイの社会問題
タイもまた他の国と同じく様々な社会問題を抱えています。
そのなかでも、観光客に関係のあると思われるものを紹介します。
・詐欺やスリなどの犯罪
どの国でもあることですが、タイでもまた、観光客相手の詐欺やスリが起こります。
ただし、よほど危険な場所に行ったり夜間出かけたりしない限り、観光客が気をつければ大丈夫というレベルなので、ご安心ください。
詐欺師は、たいてい有名な観光スポットの前で声をかけてきます。
誰かに話しかけられても、相手にしないようにしましょう。
スリは、人混みではかばんを身体の前に回すなどの対策をとりましょう。
・麻薬
タイでは、伝統的に北部などでケシの栽培がおこなわれてきました。
特に、山岳民族は、重労働の負担の軽減のために阿片を吸う習慣があったことや貧困が原因で、麻薬を栽培していました。
現在は完全に禁止されていますが、過去の悪習の後遺症に苦しむ人もいます。
そうした経緯から、タイでは麻薬使用者に対する処罰がかなり厳しく、旅行気分から軽々しく手を出してしまうと大変なことになります。
自分の健康を害することはもちろんですので、絶対にやめましょう。
・買売春
売春・買春も大きな問題です。
売春を行う女性は、多くが経済的な理由から田舎から都会へ出てきた人々です。
教育を十分に受けていないために職につくことができず、売春に走る人がたくさんいます。
売春問題はタイの地方の貧困問題を反映しているのです。
タイであれば低価格で風俗店を利用できるという理由で、性産業目的でタイに旅行する日本人もたくさんいますが、人権的な問題・エイズ感染の拡大といった問題を広げる結果になっています。
売春・児童買春は法で禁止されています。
・環境問題
タイに行って、日本人旅行者が一番実感するのが環境問題かもしれません。
街にはごみがたくさん落ちていますし、空気の悪さにもすぐに気付くと思います。
ごみを捨てることに関しては、日本と違う感覚を持っていると考えてもよいかもしれません。古い習慣で、道端にごみを捨ててしまうのです。
現在はかなり改善されていますが、まだまだ意識改善は発展途上にあります。
また、空気の悪さは交通事情に起因するものです。
バンコクなどでは交通量の多さから、空気中の有害物質により肺を病む人も多いそうです。
また、環境問題ではありませんが、交通マナーがあまり認識されていないことも事故を引き起こす原因となっています。
このように、魅力ある文化を持っていながら、反面多くの問題を抱えるタイ。
私たち観光客は、そうした問題を認識したうえで、他国の問題を無責任に押し広げるような行為をしないように気をつけなければなりません。